オネェ彼氏
「やだ。脱ぐもん!」


ベルトに手をかけるのはやめて、亮次はTシャツを脱いだ。



「やめてよ!やだやだ!」


私は顔を両手でかくして亮次に言った。


「もう上脱いじゃったよ」


「亮次の変態!最低!嫌い!」

あ、今のは言い過ぎたかも…

そう思って亮次を見るとすごく悲しそうな顔をしていた。


「ごめん。いいよ。自分で着る。」


亮次は手際よく甚平を着た。
< 69 / 130 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop