オネェ彼氏

｢小夜子、どうしたの？なんか全然亮次くんと喋らないじゃん！｣


あずさに相談してみることにした。


｢仲いいんだね！あはは！やばい…亮次くん、かわいい｣


｢笑い事じゃないよ！亮次拗ねてるもん!｣


｢まあ、お宮に行ったら私達抜けるからさ、その時ゆっくり話したらいいんじゃない?花火も見えるし今日の小夜子いつもより色っぽいからすぐ許してくれるって！｣


｢色っぽくないよ…でも私から折れる気はないもん!｣

｢嫌だったんでしょ？ならちゃんと嫌だったって伝えたらわかってくれるよ。言いたいことは、心にため込むんじゃなくてちゃんと相手にいわなきゃ伝わらないからね。｣



｢そうだね。ありがとう。あずさ!｣