オネェ彼氏
あずさに相談して正解だった。

あずさはいつも正しいなって思う答えをくれる。



「混んでるねー」

お宮についた。

あずさが私に耳打ちしてきた。

「早速はぐれまーす。だから頑張って!」

「うん! 」


横を向いたときにはあずさと加藤くんはもういなかった。


「小夜子。加藤達どこいった?」


不機嫌そうに訊いてくる亮次。

「わかんない。亮次、あっち行こ。」

私はあまり人がいない木の近くを指差し、歩きだした。


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