オネェ彼氏
「小夜子が食べさせてくれるならいいけど?」


「やだ」


「あーん」


私の返事はお構い無しに口をあける亮次。


私はその綺麗な顔に少しイラッとしたので

「多い!あー!!!」

亮次の口に、残っていたかき氷を一杯になるまで入れた。


入れたのはいいけど少しかわいそう。

口から赤い溶けたかき氷が滴れてる。


「亮次、ごめん。」


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