オネェ彼氏
俺は正面から女を見れなかった。


見たら恥ずかしくてどこか行きそうだったからだ。


「可愛いですね!」


か…か…かわいい?


「ありがとう」


俺が…かわいい…


軽くショックではあったが嬉しすぎる。


いやいやお前のほうが全然かわいいから!


俺はこの時、この女の制服と名札を見逃さなかった。

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