眠り続ける君へ
プロローグ・・・そして
君は残酷だ



なぜなら

僕が初めて君を見つけ

君も僕に微笑んでくれたのに



君は倒れた


僕は近づいて

声をかけようとしたのに


まだ僕は

君の本当の声を聞いていないのに


そして

君の名前すら知らないのに



病院に運ばれた君に

僕はついていった


知り合いでもないのに

家族でもないのに


まだ一言も話してもいないのに



でも

君を一人にはしたくなかった
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