年下かつ甘々な彼氏

快が行きたがっているのは１年の教室だった。




私も行きたいんだけど‥


もう風馬クンも私のコトなんてきっと忘れてる。


あんな人が私みたいな凡人のコト覚えてくれてるだけで奇跡なんだよ。





「もう天海!!もっとアタックしなきゃっ」



「もう無理だよぉ‥私なんてアタックするような度胸も無いし‥‥」




なんてったって、顔が可愛くないから‥‥。





たまに見かける風馬クンの周りにはいつも可愛い取り巻きの女の子が居た。




私もあの中に入りたい！なんて思ってたけど無理な話。




私、あの子たちみたいに可愛くないんだもん‥。




「天海！早く行こ！もうそんなんで後悔しちゃうよ!?」




ココの言葉がグサッと音を絶てて胸に突き刺さる。



「で、でも私、告白とかできないし‥‥しかもアレじゃん‥‥相手にしてもらえないかも‥‥」




「そんなこと言って！そんな弱気なの、天海の悪いトコだよ!!」




今度はグサグサッと心臓になにかが突き刺さる。



あぁ‥胸が痛い‥‥。