*初恋彼氏*

翔くんの彼女になれば
私も楽になれるのかな?

「彩ちゃん?聞いてる?」

「わ、私は……」

「彩?」

翔くんに返事しようとした私の声は
突然の亜希の声によって遮られた

その声に翔くんも驚いたみたいで、抱きしめていた腕が離れる

「あ、亜希?どーしてここに?」

「バイトの帰り。今日用事あるって先帰ったでしょ?」



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