*初恋彼氏*

「小学生の頃からの片想いの相手なんだろ?簡単に無くなる想いじゃないよな」

「翔くん…」

「でも、俺、諦めたわけじゃないよ?」

「え?」

「彩ちゃんが思っている以上に俺は彩ちゃんが好きだから」

翔くんが私に笑顔を向ける

「…ありがとう」

「だからって、彩に何かしたら私許さないからね」

亜希が翔くんを指差しながら言った

「はいはい。じゃあね、彩ちゃん」

そう言って
私に手を振りながら去っていく翔くん。


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