*初恋彼氏*
「えっ!?」
私、立候補してないよ?
驚きを隠せない私。
「俺、彩ちゃんに相手役して欲しいなー」
ニッコリ笑顔な翔くん
「斎藤さんかぁ…」
「選ばれなくて残念」
「仕方ないよねー。翔くんが決めたんだもん」
「斎藤さん、どうですか?姫役やりますか?」
どうしてこんなに
断りづらい空気なの!?
ここで断るわけにはいかなさそうな雰囲気だった
だから実行委員さんの言葉に私は頷くしかなかった
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