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そのメールが入ってくるまで、何週間もあたし達は毎日やり取りをしていた。
あの間、あたしは1度もつばさくんを店に呼ぼうともしなかっった。
〝お客さんとしてメールしているんだ”
その考えを無理やり自分に押し付けながらも。
なのに、メールが途切れると仕事中でも何度だってセンター問い合わせをした。
初めてつばさくんが座った席に若いお客さんが座ると、重ね合わせたりもして……
仕事をやめ、暫くニートする。
って言ってパチ屋に出入りし、スロットばっかり行ってるつばさくんを疑ってみたり。
気が付けば、つばさくんがあたしの心を支配している。
だけど、あたしはこの自分の気持ちが一体なんなのか分からない。
モヤモヤしたものを抱えながらも、どこか凄く懐かしく感じて……。
いつものように店へ行く準備をしていたあたしに、その1通のメールが目に飛び込んできた時は、胸が苦しくて大きく深呼吸をし、画面をじっと見つめていた。