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コンビニの前にある道路……
あの日、ここに車を止めて飛翔くんと話していたんだっけ。
あたしが店終わるのを外で待っていて
あたしの居るコンビニをいくつか探し回ってくれたんだっけ……
今から1ヵ月ちょっと前にあたし達に、きっとこんな未来なんて想像もしてなかった
思い出しては、あたしの止まっていた足はゆっくりと動き始めて、
あの場所へと向っていた……。
えっーーーーー?
そこには、いつもと同じ場所に飛翔くんの車が停まっている。
そして、その車の近くに座り込み、肩をおとし下を向いている飛翔くんの姿……
あたしは、目をこすりながらもう一度確認した。
間違いじゃない、飛翔くんがいる……
その背中が凄く寂しそうで、すぐにでも触れたいと思った。
静かに近付くと、砂利のせいで足音が鳴ってしまう
それでも全く気がつくことのない飛翔くんにあたしは確実に近付いて行った。
飛翔くん……
愛しいあたしの大切な人……
いつも大きな背中がなぜだか今日はとても小さく感じて、閉められていた涙腺がまた開いてしまいそうになる。
たまっていたあたしの吸い殻の横に、飛翔くんのマイルドセブンライトの吸い殻がたまっている
普段あまりタバコを吸わない飛翔くんがこんなに……
あたしがコンビニに行ってからすれ違いでここに来たとするとそんなに時間など経っていないはずなのに
唇の噛みしめながら、肩で呼吸すると持っていたペットボトルを飛翔くんの首にくっつけた。