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《ごめん!もう寝てるよね?帰ってきていたんだけどメール返せなかった、本当にごめんね》
そう飛翔くんへメールを送信したのは、もう少しで4時になる時だった。
いきなり迎えにきた旦那とドライブをして、家に着いてから旦那が寝るまで携帯を触ることさえ出来なかったから……
“送信しました”
その文字を暫く見つめたままで、気付けば画面が暗くなっていた。
あたしが入れたかった言葉たちはそんなことではない この心の中にある想いが飛翔くんへと届くのならば、あたしは言葉に託したいと思う
だけど、たくさんの言葉を並べてみたとしても
この想いを世の中に出回っている言葉に当てはめたとしても
あたしの心の中にある想いは伝えることはできないだろう
言葉にできない想いが、今あたしの中にはあって、それを伝える方法も、あたしは知らない……。
空から降り続いている雨をひと目みたくて、 そんな雨に打たれてみたくて、 静かに窓を開けてみれば、
そこにはもうあたし達の代わりに流れ続けていてくれた雨は止んでいて、 飛翔くんも全てを出しきって今頃は笑えているのか?なんて考えてしまう。
そして、あたしが夢の中から目覚めてしまう時間がただ近づいているのを感じると、そこに座りこみそっとミサンガに触れた……