あたしは、キミに恋をしました
「ただいまー」

『お邪魔しまーす』

「あら、啓祐お帰り~ぃって、蜜柑ちゃんじゃなぁい!!」

「あ、今日泊まるって」

「あら?もうカレカノになったの?」

「『なわけないだろ(です)?!』」

「あらあら、2人ともムキになっちゃって♪オホホホホホ」

啓ちゃんのお母さん、ノリがいいんだよね・・・

「蜜柑、部屋わかるよな?」

『うん。あがってすぐ左でしょ?』

「そ。ちょっとさ、先にあがってて」

『わかった!』

タンタンタンッ

さすがにダダダダダダダとは上がれないからね・・・・・

てゆうか、啓ちゃんの香りだ~~~~。

この香り、昔から大好きだったな。

「あれ?蜜柑ちゃん?」

『へ?・・・・あっ!りょー君?!』

「わかってくれた?俺、チョー嬉しい♪」

りょー君は、涼祐《りょうすけ》ってゆうの。啓ちゃんのお兄さん。3歳上で、高校2年生。

まぁ、世間一般で言っちゃうと・・・・チャラ男・・・だね・・・。

「え?!蜜柑ちゃん?どうしたの?洸祐がなんかした?」

『?あ、恭ちゃんだ!』

恭ちゃんは、恭祐《きょうすけ》っていって、1歳上で中3なんだ。こー君とは全然違って、優男。って感じ。

「ん?誰?って、蜜柑?!/////久しぶりっ!!」

『洸ちゃん!』

洸ちゃんは、洸祐っていって、啓ちゃんの双子の弟。一応あたしよりは2か月年上なんだ。あと、中学では、あたしは2組で、啓ちゃんは2組、洸ちゃんは3組なんだ。





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