あたしは、キミに恋をしました

戻ってきた平和な日々

「「「「「きゃーーーーー!!!!」」」」」

『なに?!』

「「「「「啓祐様ー!!晴輝様ー!!」」」」」

さ、様?!

こいつらなにものよっ?!

「ちょっと!アンタ邪魔!」

「やんっ!突っ立ってないでどいてっ!!」

バンッ!!

『ぎゃ』

バシャッ!!

『冷た・・・』

なんでこんな時にかぎって、みずたまりあるかなぁ・・・・。

「啓祐?」

え?

・・・・。

いやいや、あたしじゃないよ?!あたし、啓ちゃんって呼ぶし。

「もぉ、こんなところでなにやってるのぉ?教室行こぉ?」

わっ!なにその甘ったるい声?!

どこから出せるのよ?!

「え、俺みつ」

「ねぇえ。早く行こぉ~~~!」

「あぁ・・・・」

え?行っちゃうの?

彼女がみずたまりにおしとばされて、ずぶぬれなんだよ・・・?

このままじゃあたし・・・・

超孤独じゃん・・・・。

「なにあれ・・・・」

「田嶋 美紅ムカツク・・・・」

「あいつ調子のってるよねぇ!」

たじま、みく?

「蜜柑?大丈夫?」

「「「「「晴輝様ーーーーーーー!!!!!!!!!!」」」」」

「あぁ・・・・ごめんね。どこかの誰かさんにおしとばされちゃったみたいだから、保健室行くね」





不覚にも、その言葉に、涙が出た・・・・










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