あたしは、キミに恋をしました
「へー・・・じゃあ、美紅とキス、できるよね?」

「そんなのできるに決まってるじゃん」

「じゃあ、して?」

やだ・・・啓ちゃん、やめて・・・やだよ・・・!

そんな願いもむなしく、啓ちゃんはキスをした。

「ん・・・」

美紅の声がした。

しかも、そのキスは深くなってゆく。

「んぁ・・・はぁん・・・」

もう、こんなの見てられない・・・・

ガタン!!

「「え?」」

バシッ!!

『啓ちゃん、あたしのこと、そんな風に思ってたんだね・・・だったら、付き合ってる意味ないじゃん!』

「み、つか・・?」

『あたしの名前、呼ばないでっ!あたし・・・もう限界・・・』

「は・・・?」





『別れよう』




これでいいんだよ・・・。

もう、こんな辛い思いはヤダ・・・。

< 37 / 89 >

この作品をシェア

pagetop