あたしは、キミに恋をしました
?!

『啓ちゃん?!』

「ん・・・・蜜、柑?」

ガタッ!!!

『死神じゃ、ないよね?!』

「なわけねぇだろうが」

普通に喋ってるじゃん!!

「ん?なんか、腕が痛ぇな?」

そう言って腕をブンブン振り回してる。・・・・振り、回してる?!?!

『きゃー!!ちょっとやめてよ?!病み上がり・・・いや、まだ病人なんだからぁ!!』

「ん?そっか。てか俺、何時間寝てた?」

『んっとねぇ・・・』

24×14だから・・・

『約336時間だよ』

「はっ?!じゃあ何日寝てた?!」

『14日』

「2週間・・・俺、勉強やべぇなぁ・・・」

『ほんとだよ。タダでさえ、キーホルダーとりに行っちゃうほどバカなんだから』

「はは・・・そうだよな・・・」

『だから・・・』

「ん?」




『だから、あたしが守るから。あたしが・・・啓ちゃんのこと守るから・・・・!』




あたしは、啓ちゃんに、ずっと守られてきた。でも、今度はあたしが守る番。

「守る?」

『まぁね!蜜柑様パワーなめんじゃねぇよ!』

「そりゃあご丁寧にありがとさん」

『ウソじゃないってば!!』

ガラッ!!

『「ぅお!!」』
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