あたしは、キミに恋をしました
「でさ、ちょっと、手伝ってくれないかな?」

『え?うん。いいよ』

「本当!?あのね、あたしの作戦はぁ・・・」

1、お色気作戦

2、毎日一緒に行動する

3、催眠術をかける

「えへ♪どれがいいかなぁ?」

・・・・・。

「蜜?」

『え?!あ、えっとね・・・・』

1は・・・ねぇ・・・正直言っちゃうと、栞菜、ペタだし・・・

2は、確実にストーカーでしょ?嫌われ街道一直線じゃん。

3は絶対ダメ。人間としてやってはいけない!!

『えっとね、1・・・かな・・・』

まだ妥当な線だよね・・・

「マジ?!でもさぁ、あたしアレないんだよねぇ・・・」

わかってるなら言うんじゃねぇ!

『じゃぁさ、普通に話すところからやってみたら?』

「え~そんなのつまらないじゃぁーん」

つまらなくねーし!!

むしろこれが普通!!

『でも、とりあえずやってみたら?』

「そーだねー。じゃ、あたしやってくる!先帰ってていいよー」

『うん。わかった。じゃぁね』

あ、筆箱落ちてる。職員室に届けてから帰ろ。







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