あたしは、キミに恋をしました

「うるせっ・・・」

「こいつかよ・・・」

『なんであたしなんかなのよ？！あくまでも、あたしは彼氏もちよ？！しかもこんな顔だしスタイルもよくないし、おまけに言葉づかいだって悪いこのあたしだよ？！ばっかじゃないの？！』

「普通、そこまで自分のこと否定するか？」

『する！！！！』

「ふっ・・・見ててあきねぇな。じゃ、そうゆうことなんで。蜜柑行くぞ」

「ちょっと！！待ちなさいよ！！！」

啓ちゃん、なんて言うかな・・・・。

「松木　蜜柑・・・・消えてもらうしかないわね・・・・・」



今思えば、もっと早くに気が付いていれば、蜜柑を助けられたのかもしれないな・・・。




『晴輝はやいよ！！』

「あ？蜜柑の足が短すぎるんだろ」

『あたしの背は１６３センチですよーだ！！』

「じゃぁ、ただたんに短足なんじゃね？」

『むっかつくー！！じゃぁ、あんたは何センチなのよ？！』

「１７５だけど？」

『中学生のくせにあんたがデカすぎんのー！』

「じゃぁ、お前が中学生のくせにちっこすぎるだけじゃねぇの？」

『あったしはねぇ、女子のなかでは３番目に背が高いのー！！』

「１番は？」

『ミライちゃん・・・・』

「あぁ、あいつか」

『知ってるの？』

「知らね。言ってみただけ。あとさ、俺の知ってる女なんてお前ぐらいだからんな？」

あたしだけ・・・・？

『日花里さんは？』

「あんなの女にはいんねぇよ。ヤマンバだな」

『なんでー？！美人じゃん！！』

「美人？あんなのが美人だったら、蜜柑は宇宙人じゃん」

『宇宙人？！なんで人の域を通り越して宇宙人なの？！』

「おいおい、宇宙人も一応人間だぜ？」

『なんで？』

「人がつくから」

え？え？え？

・・・・・晴輝って、意外と天然・・・？！