あたしは、キミに恋をしました
あたしは、ここに何時間いるのかな・・・・?もしかしたら、30分もたってないんじゃないのかな?

孤独。

その言葉が頭に流れてゆく。

そんなあたしに、ある気持ちが生まれた。

『会いたいよ・・・』

その言葉が、自然に出ていた。

え・・・?誰に?

・・・・・・。

『こんなに、好きだったんだ・・・グスッ・・・うっ・・・晴、輝ぃ・・・』

「蜜柑!!」

え・・・・?

その声は、どんどん大きくなってくる。

「蜜柑!!」

『晴輝・・・?』

声だけでわかるなんて、あたし、どうなっちゃったんだろう・・・。晴輝みたいな声の人は学校にたくさんいる。その中で、晴輝だなんてわかるなんてさ。

「蜜柑?」

ほらね、やっぱり晴輝だった。

「大丈夫か?」

こうゆう、1番ココロの弱ってるところにつけこむんだ。

『うん。大丈夫。・・・・でもさ、なんでココってわかったの?』

「啓に聞いた」

啓ちゃん?

「あいつ、蜜柑のことフッたんだって?ありえねぇよな。あんだけ好き好き言ってたのにな」

そんなに好き好き言ってたんだ・・・・。

「蜜柑・・・」

『ん?なに?』

「今度は、ちゃんと俺が守るから」

?!//////

『い、いきなり、なに、よ』

一応、頑張って平常心を保ってみたものの、不自然すぎたよね。

「何回も言わせんな。行くぞ」

『は、はい!!』

あたしは、晴輝が好きになってたんだね。

それに1番に気が付いたのは啓ちゃん、自分の彼氏だった。

これからの、啓ちゃんとの関係はどうなるんだろう?友達に、戻れるかな?そんな、安っぽいもんじゃないよね・・・。とにかく、明日の朝、話をしよう。
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