あたしは、キミに恋をしました
『あ、あああああのっ、す、スミマセン!!あたし、その、興奮(?)していでっ・・・いでっ!』

焦りすぎて舌噛んじゃったぁ(泣)痛い〜〜〜〜

手で口を覆っていると、

「ブフッ」

『へ?』

「蜜柑、バカじゃねーのっ、ハハハッ、ライダーキックって・・・マジ、ツボなんだけどっ!!」

『あ・・・』

「ん?なに?」

『晴輝が笑ったぁー!』

「普通、人間なら笑うだろ・・・・てか、お前、名前で・・・」

????

ぎゃー!!

言ってしまった!!あたし、ホントバカ・・・・

「ところでさ・・・」

うん?

「今何時か知ってる?」

『へ?』

そう言って、時計の方に指を指した。

『に、2時10分前?!』

「そうゆーこと」

ヤバい~~~~~~!!

午後の授業は2時から!

あたしのお弁当の中身は、3分の1残っている。

『もーやだぁ!!』

バクバクバクバク・・・・・

そんな音声を響かせながら、食べていたら・・・・

『ゴフォッ!!・・・うっ、詰まった・・・ゴホッ、ゴホッ』

「お前、とことんバカ・・・ま、弁当は美味かった。ありがとなー」

そう言ってあの悪魔は、屋上から出て行った。

キーンコーンカーンコーン・・・

『っ~~ヤバい!!』

もう、遅刻は確定だったけど、そのあと、みっちりと先生に怒られました・・・
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