黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅱ
「今回このクラスのトップが、柊くんらしいが……。
ふん、どうせまぐれだろう。
模試1位という話しも本当かどうか…。
どうせカンニングでもしたんだろ?」
あ゙ぁ?!
なんだと?
カンニングだぁ?
ふざけんな!!
ふざけた言いがかりつけやがって……。
コイツ、極度の不良嫌いか。
だから私たちを馬鹿にするのね。
何でもかんでも、学歴が大事だって考えるタイプって嫌いなのよね。
イライラするけど、ここで言い返したら面倒なことになるだけだから、我慢しとくか。
「では、始める」
暫く授業を続け、問題が出された。
さすがSクラスというだけあって、ハイレベルの問題。
まずはFクラスの奴を当てて、ソイツはあっさり正解。
私だって分かってた問題だし、まだ易しい問題であって。
このクラスの奴ならばわかって当然の問題だ。
なのにコイツは、やたら偉いぞさすがFクラスだ、と褒める。