黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅱ








「今回このクラスのトップが、柊くんらしいが……。
ふん、どうせまぐれだろう。
模試1位という話しも本当かどうか…。
どうせカンニングでもしたんだろ?」






あ゙ぁ?!
なんだと?

カンニングだぁ?


ふざけんな!!

ふざけた言いがかりつけやがって……。



コイツ、極度の不良嫌いか。

だから私たちを馬鹿にするのね。


何でもかんでも、学歴が大事だって考えるタイプって嫌いなのよね。



イライラするけど、ここで言い返したら面倒なことになるだけだから、我慢しとくか。







「では、始める」







暫く授業を続け、問題が出された。


さすがSクラスというだけあって、ハイレベルの問題。

まずはFクラスの奴を当てて、ソイツはあっさり正解。


私だって分かってた問題だし、まだ易しい問題であって。
このクラスの奴ならばわかって当然の問題だ。



なのにコイツは、やたら偉いぞさすがFクラスだ、と褒める。









< 205 / 242 >

この作品をシェア

pagetop