『ねぇ。絶対、離さないでよ。』Ⅴ

「海、入ろうぜ♪」

俺はありあに手を差し出した。

『うん。』

その手を遠慮がちに
掴んだありあ。

「じゃ、千隼水泳教室を
始めまーす!!」

『よろしくお願いします。』

ありあがクスッと笑って
ノってくれた。笑

「さっそくバタ足から♪
手、持っとくから
バタ足してみ??」

『う、うん。』

ちょっとビビリ気味なありあ。

「大丈夫!!
俺がついてるから!!」

『うん。分かった!!』

「うし!!がんばれ♪」

『うん・・・。』

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