『ねぇ。絶対、離さないでよ。』Ⅴ
夕方、水着から着替えて
砂浜でありあと夕日を眺める。
「今日は楽しかったな♪」
『うん。』
「ありあけっこう
泳げるようになったしな!!」
『・・・うん。』
「だいぶ焼けちゃったなぁ。」
『・・・。』
あれ??返事がなくなった。
そう思った瞬間、
コテッ
俺の肩にありあの頭が・・・
『すー。すー。』
って寝てる!?
マジ焦った。
まぁ今日はありあ
頑張ってたし、
しばらく肩を貸したげよ♪
「お疲れさま。」
チュッ
俺は右肩に
幸せな重みを感じながら
夕日を見つめていた。
また来ような・・・
そうポツリと呟いて。