私がどんなに好きか君は知らない。
次の日
案の定告白の話は
全校中で知られていた
学校にいるだけで
居心地悪いのに
この男は……
「実穂ちゃん!おはよう」
「だ…大輔くん…おはよう」
私たちが会話をするだけで
周りはヒソヒソとし出す
ハッキリ言って超迷惑!!!!
和広に見られたりでも
したらどうすんのよ…
「昨日急に告白しちゃったから
まだ俺の事全然わかんないよね?
俺、とりあえず
実穂ちゃんに俺の事よく
知ってもらう所から
始めようと思うんだ」
知るも何も
私断る気マンマンなんですけど
「あー…どうも」
面倒臭くなった私は
わざと素っ気なく返事をする
すると、突如
すごい美人の女の子が現れた
「大輔!!!!
朝から女口説いてんじゃ
ないわよ!!!!
実穂ちゃん迷惑してるでしょ!」
はい。ごもっとも…って
この子誰!?
「実穂ちゃんごめんね
こいつデリカシーとかないから
迷惑かけちゃってるでしょ」
「はぁ…」
「あっ!
私、佐野 梨香!!!!
大輔の双子の姉なの!
よろしくね」
「あーーーーっ!!!!
あの美人の!!!!」
「美人?ないない!
私彼氏いたことないもん」
「嘘!?そんな美人なのに!?」
ありえない…
こんな美人を放っておく
なんてこの国の男性は
おかしいのではじゃないでしょうか
「実穂ちゃんこそ可愛すぎ!大輔が惚れるのわかる〜」
「いやいや
私こそ彼氏居たことないし…」
「じゃあ俺が最初の彼氏に
なれる可能性もあるって事か」
そういうと大輔くんは
私の頬に手を触れた
そして私の頬に
キスをしてきた…
「へっ!?」
突然の事に驚く私
「これで少しは俺の事
意識してくれたかな?」
終止笑顔で言う大輔くん…
いや、意識するも何も
引くんですけど!!!!
この行為により、さらに
ざわつく周り…
うわー…最悪だ…
そう思っていると突然
腕を捕まれて抱き寄せられた