私がどんなに好きか君は知らない。


ガチャッ!
勢いよく開けたドアと同時に響くいつもの声

「お邪魔します!
かーずーひーろーっ!!
起きてるーっ!?」


シーン…


こりゃもう完璧寝てるな…


すると大きな足音が
聞こえてきた


ダンダンダンダンダン!


ガチャッ!

「実穂!?すまん!
まさかまた遅刻!?」

「普通に遅刻!
和広が遅すぎんのよ!
私がいなかったらどうしてた
つもりなのよ!!」


「余裕で遅刻♪」

「余裕とか言ってんじゃないわよ!
あんた推薦狙うんでしょ?!
遅刻してたら推薦なんか来なくなるわよ!」

「だから急いでんじゃん!」

「あーっ!もう!間に合わないから先バス停行くわよ!」

「ちょっと待って…て
よし!出来た!走るぞ!」


「本当誰のおかげよ…」


ガチャン!
勢いよくドアを閉め
勢いよく走り出した
いつもの1日が始まる
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