私がどんなに好きか君は知らない。
「あっ!
実穂ちゃん!おはよう」
「加帆ちゃんおはよう…」
山本 加帆
近所に住んでいて
小学校からの仲
私と違って昔から可愛くて
クラスの男子の3人に1人
が恋していた位モテモテの
いわばマドンナ的存在
しかも優しくてイイ子だから
女子からも人気者の
私じゃくらべものに
ならないくらい…
「今日バス遅れてる
みたいだし間に合って
良かったね」
「あぁ…」
顔真っ赤にして
ほっぺを触ってる
和広の癖
好きな女の子の前だと
緊張してほっぺを触る
まんまと3人のうちの1人
になった和広
彼が加帆ちゃんに
恋をしたのは
ちょうど小学5年生の
時だった