私がどんなに好きか君は知らない。
昼休み
私の学年は突如やって来た
謎のイケてる双子の
話題で持ちきりだった
私も流れに乗って
隣のクラスに行ってみる
ことにした
「響子、ここ廊下だよね?」
「世間的にはおそらく…」
廊下には溢れんばかりの
人ごみで前に進むのが
精一杯だった
私たちは人混みを何とか
かいくぐって
教室の前までたどり着いた
「どこだろ〜」
そう言った矢先!
ある美男美女が目に止まった
「「いたーーー!!!!」」
私と響子は声を合わせて
叫んだ
その双子の転校生であろう
美男美女は
篤斗くんの言った通りだった
男の子の方は
すらっと背も高くて
短髪の黒髪もすごく似合っていて
TVや雑誌に出ていても
おかしくないほどの
いかにもイケメン!って感じだし
女の子の方は
栗色の長い髪に肌も色白で
折れそうな位の細い手足
スタイルも抜群だし
なによりも整った顔立ちで
すごい可愛い!
「やばいなー…」
周りは可愛い!だの
かっこいい!だの
騒ぎまくり(笑)
でも一方平然としている響子
私は響子も負けてないと
思うんだけどなぁ…
「何あれ、実穂の方が
よっぽど可愛いじゃない」
「えっ…!?ききき響子!?」
響子のまさかの発言に
びっくりする私
その時美男美女の美男と
目があった
やばーっ!!!!
目合っちゃったよ
でも、よく見ると
和広の方がかっこいいかも…
なんて考えていると
美男の方がこっちに近づいてきた