恋模様
「返して下さい」
ここは何処なんだろう…
気付けば見知らぬ建物の中にいた
「いいからそのカメラ渡せって言ってんだよッ!!」
目の前には3人の先輩。手にはパイプを持っている
僕を脅しているんだ…
「これはじいちゃんの形見。何があっても渡しはしません」
カメラを抱き抱える
「せっかく手を出さなかったのに…俺達の思いやりを無駄にするつもりなのかしらね〜」
にやにやと笑いながら近付いてくる。何だか怖い…
「俺をここまで拉致ったら思いやりも何もないじゃないですか」
負けないように言い張ってやった
それが間違いだと気付いたのはすぐ後だった