恋模様
にこにこしながら、あたしの横に座る
空気が重い
「爽…」
「ん?」
「パンツ見えてる」
「あ゙ーッ」
あたしはスカートを履いている事を忘れ、あぐらをかいていた
慌てて正座をする
「だいたい何でスカートってこう、ひらひらしてるんだ!?」
あたしの心の声
知らぬ間に口に出ていた
隣で円香が笑う
「爽、ひらひらしてなかったらスカートじゃないよ。あははっ」
馬鹿ね、とまで円香に笑われた
円香はひとしきり笑うと横になって空を見ていた
その顔はなぜか哀しそうで…
「円香…?」