恋模様



ヤスの告白で今までのあたしたちの関係が崩れた



崩れたものを元どおりにすることは出来ないであろうと思う



あたしは…



誰も傷付かない未来にしたい



例えあたしが傷ついたとしても…



胸の中がぐるぐるする



「あたしが好きなのは…」



これは前兆



きっと想像もしない嵐になる



一旦、全ての思考をストップさせ、目を閉じた



……………………………………………………………………
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「康弘!!」



廊下を歩いている康弘を呼び止めた



「どうした?敦…」



あの一件から顔をあまり合わせなくなった



「どうしたって…お前本気で柊さんのこと…」



「またその話しかよ…」



そうこれで、7回目






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