勇者な二匹



「な//」


「あ、照れた!!可愛い!!」


「てめぇふざけんなよ!!//」


「あ、やばいな。全然怖くないぞ。」


「……」


どうやら僕は大変お調子者のようだ。一回で止めておけばよかったものを…。


「…ぶっ殺されてぇのか?」


「大変申し訳ありませんでした。」



もう目線で人を殺すぐらいの勢いなんですよ。そんな目線を送られたら皆さんもビビるでしょ?謝りたくもなるでしょ?


「つーかお前いつまでそこで突っ立ってんだよ?」


「あ、あぁ。部屋に入ってもいいの?」


「駄目だ。」


「…は?」


「それ以上入ってくんじゃねぇ。」


「な、何を仰っていらっしゃるのかな、きみは?」


「これは命令だ。さっさと出てけ。」


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