God  の 道案内 。






「ちょっ――」



「待て、」




へ?どうしたの?
ぽかん、とする
あさひの腕を依瑠ヵは
ぐぃっと引っ張り戻す




「あんた惚れたんでしょ」


「え?....ぅおん?ぇえ」



えっ..そっれはさぁ
顔をじわじわと赤くする
あさひを見て依瑠ヵは
どこかもどかしさを感じて




「あんなに会いに行った
 んなら進展ぐらいあるよね?」




キッパリと聞く、
そう、青シソのように
サッパリと。




「進展、あった?」


「.....なぃょ、まだ」



まだまだあるわけなぃぢゃん!
あははー、と笑い
じゃあ今日は掃除するっ
と渋々ホウキを持ちに行く
あさひの腕をもう1度掴み直す







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