God  の 道案内 。





「じゃあ、失礼しましたぁーっと」







あ、あの金髪の人っ
まだいたりするかな..?



少し顔を見たいという
願望を胸に化学室に
忍者のように忍び入る




って、何であたしが
こんなに気を使わなきゃ
いけないのかが不思議だけど






    いた、




相変わらず体勢は変わってない
何をそんな見てんだか、
そんな面白いことあるのかな?


そぉっと歩き
何事もなかったように
ビーカーコーナーに近づき
棚を引っ張り出す





その隙に少しだけ
顔を覗き見る





    ぅわぉ、




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