年上ペット


「それより!何でアナタがここにいるの?」


朝食を食べ終わり、アタシの頭もフル回転し始めたところで今まであやふやにしてきた問題に取りかかる。


「それは涼子が突然昨日気を失って、それが心配だから朝までいたんだよ。朝食というオプション付きでね」


「そう。それはどうもありがとう。もうアタシは元気になったから結構よ。さようなら」


「そんな事言わないでさ、オレを置いてよこの家に」


懇願するように見つめてくる瞳。


きっとアタシじゃ無かったから確実に堕ちているであろう。
目の前のこの陽気で巷でいうイケメンと言われる種に入る男に。


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