年上ペット


「おはよう。涼子」


「おはよ」


今日は和食か。
お味噌汁に白米、卵焼き、鮭の塩焼き。


アタシは美味しそうな朝食をしっかりと食べ終え、仕事へ向かう準備をした。


「あ、そうだ。このお金で色々必要な物買っておくように」


そう言ってアタシはテーブルの上に諭吉をいくらか置いた。


「え、いいよ。そんなの要らないし」


「でも生活用品は必要でしょ?例えば…、服とか」


「服なら何枚かはあるよ」


そう言えばなんかデカい旅行バッグみたいなの持ってたっけ。


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