年上ペット


「おはよう、涼子。あら?今日はあのお気に入りのサンドイッチは無し?」


会社に入って一番最初に出会った杏子にすかさず突っ込まれる。
鋭い女ね、まったく。


「ええ。今日は、朝食を食べてきたの」


「あら珍しいわね。あんた程の面倒くさがりが朝食を作る日もあるのね」


それは嫌味と受け取っていいのかしら?杏子さん?


まぁ実際自分で作ったのでは無いのだから反論出来ない。


「…まぁね」


< 25 / 118 >

この作品をシェア

pagetop