年上ペット


「ちょ、涼子太いよそれ!」


「え?」


「千切りじゃないよ、ソレ」


と言いながらアタシの切ったキャベツを持ち上げるジョージ。


…確かに、太いけど


「コレがアタシの千切りなの!」


「ま、千切りも上手に出来ないところが可愛いけどね」


爽やかに笑いながらキャベツを見るジョージ。


「ア、アタシだってやれば出来るわよ!」


それからアタシはテキパキと料理を作っているジョージの隣でキャベツの千切りだけを一生懸命やっていた。


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