年上ペット


「ホント、何にも無かったね」


夕食を食べ終えジョージと寛いでいた。


「な?まぁでもまだ雷雨はヒドいけど」


あーホント嫌だ!


「ま、いざとなったらオレが涼子を護ってやるよ」


ふざけながら言ってくる。


「頼りになるペットだわ」


そう言ってニヤリと笑った瞬間、


――――真っ暗になった。



「な、なに!?」


パニックになるアタシ。

「涼子大丈夫?」


真っ暗で何も見えないなかで二人の声だけがする。


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