先生…行かないで。
「莉奈。どこが分からないんだ?」
「ここ!何これ-?
意味分からな-い」
「ここはな………
で、こうゆう事!分かったか?」
「ん-?てか眠い」
「関係ないだろ!このやろ!」
莉奈のおでこを突いた。
「ふぁぁ--。ねむ…」
莉奈はあくびした。
「これ以上教えても多分、頭に入らないな。
よし。じゃあ寝ていいよ!」
「まじ?先生ありがと-!
おやすみ」
「はいはい」
俺は莉奈の頭を軽くポンポンと
撫でて莉奈から離れた。
「よ-し!みんな!
今回ノート全員出したから
終わった人から寝ていいぞー!」
「「まじ?ラッキー」」
何人かの生徒がそう言うと
みんな寝始めた。
あきらかに、みんな終わってなさそう。
でも今回だけは許そう!
全員ノート提出してくれたのは
今回が初めてだったから。
俺自身ものすごく嬉しかったからさ…。