先生…行かないで。
トントン…
あっ!先生発見!
「失礼します。井上先生に用事があります。」
「こっち!」
「あっ…はい。」
私は先生の近くに行った。
「先生何ですか?」
「膝掛け!お前だけ取りに来ないし」
「先生!ありがと!」
「もう持って来んなよ-!」
「えっ、無理…」
「何でぇ-?」
「寒いもん!」
「だ-め!持ってきたら俺がここで使う!」
「似合わないよ-!」
「いいの!それが嫌なら持ってこないこと!」
そう言って先生は私の頭の上に手を置いた。
「はぁぁい」