先生…行かないで。

「何するの?先生!」

「ちょっと俺の荷物整理してくれない?俺そうゆうの苦手でさ…。お前、好きじゃん?」

「いいよ!好きだし!」

私たちは準備室に向かった。

「えっ!先生の机こんなに汚かったの?」

「お前それは酷いだろ-!まぁ、汚いけどさ」

「よし!片付けよ!先生。」

「うん。」

「先生はプリント整理してって!私は教科書類を整理するから!」
「おう!」

その後、私たちは黙々と作業をした。

1時間後……

「キレイになった-!」

「だな!ありがとな!」

「ううん。いつでも手伝うよ!」

「よろしくな!」

「うん。」

「あっ、もうちょっとだけ時間ある?」

時計を見ると、6時だった。

下校は6時30分だったっけ?

「いいよ!」

「今日さ俺見回りなんだけど、いつも女子トイレ入りにくくて。一緒に来てくれる?」

「いいよ!」

「本当にありがとな!」

「いいって!先生行こう!」

「ああ。」
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