先生…行かないで。


笑顔で話せたのは嬉しかったけど、さっき先生少し泣きそうだったな。

急に涙目になったし。


本当に転勤しちゃうのかな?



それから、少し考えてるうちに体育館に移動する時間になった。


私と瑠美は、一番後ろから行くことにした。


二人で話していると、急に頭を叩かれた。

「ッ!イったーい!」

「うるせ-!静かにしろ!」

「先生‥酷いよ。痛いし!」

「はいはい。分かったから。静かに入れよ!」

って言って、頭をポンポンってしてくれた。

そして先生は前の方に行っちゃった。


「莉奈と先生、ラブラブ−!」

「そんなこと、ないよ−!」

「わ−!顔真っ赤だよ!」

「うるさい!ちょー恥ずかしいんだからね」

「分かった分かった!」


もう、みんなして子供扱いしすぎ!
< 212 / 271 >

この作品をシェア

pagetop