先生…行かないで。
「莉奈 今年は大変になりそうだね」
「ほんとだよー」
テンションが下がったまま
放課後に…
「あっ莉奈ー!
一緒に帰ろっ」
「うん」
帰ろうとして
廊下に出た時だった。
「お!帰るのか?」
井上先生が 私の頭の上に
手を置いてくれた。
「うん。」
「そうか。
あっ、明日の放課後教室に居て」
「なんで?」
「学級長の仕事だ」
「はーい。
じゃあ、先生ばいばい、
また明日ね。」
「おう!またな」