先生…行かないで。

「瑠美ぃ−。私やっぱ泣いちゃうよ。」

「泣いちゃうのは分かるよ。でもいいの?手紙……」

そうだった。

昨日、先生に手紙書いたんだった。

居なくなるか分からなかったけど一応の為に…。

「渡したいよ。でも、自分では…」

「先生は莉奈に渡してほしいって思ってるよ!」

「そうかな?」

「うん!絶対に思ってる!泣いてもいいから、先生の所行こう?先生さっき凄い寂しそうな顔してたからさ…待ってるんじゃないかな?」

「私も話したから行く!」

「よし!」


私達はトイレを出た。

すると………

「莉奈…………」

「先…生…ッ!」

先生が廊下で待っていた。
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