先生…行かないで。

居残り


あー瑠美も帰っちゃった…

私は1人教室に残された気分だった。

まぁ、残されてるんだけど。

先生早く来ないかなぁ?

そんな事を思いながら
私は、いつも先生の使ってる
机に座ってみた。

「えっ。こっからこんなによく見えるの?」

そのくらい よく見えた。

すると廊下の方から視線を感じて
廊下の方に目をやると
ニヤニヤしながら先生が見ていた。

げっ、見られてた?

「先生!遅かったね!」

何もなかったかのように
話しかけた。

「おう!そうか?」

「遅いよー。」

「そうか。ごめんごめん」

「まぁ いいけど」
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