先生…行かないで。

あたしは、その日から何にもなかったかのように先生と話した。

先生は、まだ若いから生徒達に遊ばれる。
怒ると目力がやばいくらい怖い。
でも、そんな先生も好き。
生徒の事を、すごく大事に想って、わざと怖い顔をするんだ。
でも、先生は怒った生徒の事をほっとかない。
もっとその生徒の事を大事に想うんだ。
本当に、あたしは先生が大好き。
別に彼女がいい、なんて想わない。
生徒として特別に思ってほしい。
でも、それも無理なのかな?
仲いいだけでいい。
それで、いいんだ。
先生を困らせたくないんだ。
どーしても。
それが、あたしにできる事なんだ。
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