先生…行かないで。
次の日は天気が雨だった。
俺は、朝から何もやる気が出なかった。
雨の日は気分が悪い。
そう思いながら廊下を歩いてた。すると突然、背中を叩かれた。
「先生-。おはよ!」
「ん?お-莉奈か。おはよ」
「どうしたの?元気なくない?」
「お前が元気すぎるんだよ。
しかも今日は雨だからな」
「まぁ、元気だしてよ。
雨だからって関係ないよー!!」
「おぉ!ありがとな」
「うん。じゃあ、また後でね」
「あぁ」
そう言って別方向に歩きだした。
俺は、少し元気になってきた。
よし!!今日も頑張るか。
俺は笑顔を取り戻した。
「お-!!おはよ-。
おらおら。遅刻するぞ-。
教室までダッシュだ!!」
「先生おはよ!
朝から元気だね-」
「お前らも元気だろ-が」
「ははは。まぁね」
俺は生徒に挨拶しながら職員室に戻った。