先生…行かないで。
「お前ら、うるせ-ぞ」
ゴミ捨てに行ってたらしい。
「うるせ-な。静かにすればいいんだろ」
と男子が言ってきた。
莉奈は、少し睨みがちで俺を見た。
「そ-ゆう意味じゃねーだろ。
お前らのその声がどんなに
迷惑だか分かるか?」
「しらね-よ。そんなの」
「"しらね-よ"じゃね-だろ。お前らの声は上の階まで届いてんだよ。掃除の時間は無言だろ?周り見てみろよ。みんな静かだろ?みんな話したいのを我慢してんだよ。話したいのはお前らだけじゃね-んだよ。お前らの声で、みんな掃除しなくなったら、お前らのせいだぞ?そうなったらヤだろ?」
俺は、怒りのあまり怒鳴ってしまった。
「あ-だりぃ。わかったよ。無言で行けばいいんだろ?まぢ、いちいちうるさすぎだから。」
「なんなんだ?うるさいからって何だ?お前らが、ちゃんとしてないからいけないんだろ?違うか?お前ら、甘えてんじゃね-ぞ!!」
「はいはい。分かりました。まぢ甘えてね-しな」
「無言で行けよ?」
「わかったよ」
「莉奈、お前もだぞ?」
「はいはい。分かりました」
そう言った莉奈の顔が少し怒ってるような顔に見えた。
そ-いえば、莉奈って…
怒られたりすると反抗するんだっけな?