先生…行かないで。

「お前ら、うるせ-ぞ」

ゴミ捨てに行ってたらしい。

「うるせ-な。静かにすればいいんだろ」

と男子が言ってきた。

莉奈は、少し睨みがちで俺を見た。

「そ-ゆう意味じゃねーだろ。
お前らのその声がどんなに
迷惑だか分かるか?」

「しらね-よ。そんなの」

「"しらね-よ"じゃね-だろ。お前らの声は上の階まで届いてんだよ。掃除の時間は無言だろ?周り見てみろよ。みんな静かだろ?みんな話したいのを我慢してんだよ。話したいのはお前らだけじゃね-んだよ。お前らの声で、みんな掃除しなくなったら、お前らのせいだぞ?そうなったらヤだろ?」

俺は、怒りのあまり怒鳴ってしまった。

「あ-だりぃ。わかったよ。無言で行けばいいんだろ?まぢ、いちいちうるさすぎだから。」

「なんなんだ?うるさいからって何だ?お前らが、ちゃんとしてないからいけないんだろ?違うか?お前ら、甘えてんじゃね-ぞ!!」

「はいはい。分かりました。まぢ甘えてね-しな」

「無言で行けよ?」

「わかったよ」

「莉奈、お前もだぞ?」

「はいはい。分かりました」

そう言った莉奈の顔が少し怒ってるような顔に見えた。

そ-いえば、莉奈って…
怒られたりすると反抗するんだっけな?

< 42 / 271 >

この作品をシェア

pagetop