先生…行かないで。

「お前らは話してて楽しかったと思う。でもな、周りは違う。自分達は話したいのを我慢してるのに…って思ったと思う。」

「そんなの話せばいいじゃん?」

「そうゆう訳にはいかないだろ。掃除は無言でやると決まってるんだから。違うか?」

「そうかもね」

「お前…どうしたんだ?いつもと違いすぎだろ」

「別に」

「何があったんだ?」

「何もない。何なの?」

「俺は、お前に分かってほしくて話そう思ったのに何で分かってくれねぇんだよ?」

「わかってほしい?気持ちを?無理に決まってんじゃん」

「なんなんだ?いつもの莉奈に戻ってくれよ!!何があったか知らね-けどよ。俺が怒ったのを根に持ってんのか?お前が悪かったんだから仕方ね-だろ?俺、間違ったことしたか?お前が間違ったことしてたんだよな?そんなの根に持ってたって解決しね-よ。もっと考え方を変えろよ!さっきも言ったけど、甘ったれてんじゃね-よ」
俺は、悲しすぎて怒鳴ってしまった。

「いちいち、うるせ-んだよ。先生に分かる訳ないじゃん!!あたしのこと全部知ってるような言い方しないでよ。もう、うざい」

莉奈は、そう俺に怒鳴って鞄を持って帰っていってしまった。
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